公開日 2011.04.25
Q1.交番では、どのような勤務をするのですか。
交番の勤務は、三交替制の勤務が基本となっています。主な勤務内容は、管轄する管内の犯罪の予防、検挙、交通の指導取締りや少年の補導など、幅広い内容となっています。
※三交替制勤務とは、1日目が24時間勤務の当直、2日目が非番、3日目は週休日(または日勤)のローテーションの勤務形態をいいます。
Q2.警察官と警察事務の仕事の違いは何ですか。
警察官の仕事が、事件・事故が起こった場合に、その現場に駆けつけ、それらの事件・事故について解決していくのことであるのに対し、警察事務の仕事は、これら警察官の警察活動を支えるために必要とする業務を行うことです。
例えば、警察運営に関する予算編成、施設の維持管理、犯罪の統計・分析等、警察官の活動を陰ながら支える重要な仕事を行っています。
Q3.刑事や白バイ隊員になるには、どのようにすればいいのですか。
警察学校を卒業すると、まずは警察署の交番での勤務となります。交番での勤務では、様々な事件、事故を取り扱うので、この交番勤務で警察官の職務の基礎的要素を体得する採用時教養があります。(大卒では合計15ヶ月間、高卒では合計21ヶ月間)
この研修期間を経た後で、本人の希望や仕事の適性等により、刑事や交通等の部門へ配属となることが可能となります。
希望し、努力すれば夢ではありません。
Q4.昇任制度について教えてください。
警察官には、責任と役割に応じてそれぞれ階級が設けられています。その階級に昇任するためには、公正な昇任試験にを受験し、合格しなければなりません。
大学卒業者は、採用後3年以上、短大卒業者は4年以上、高校卒業者等は5年以上経た後、巡査部長に昇任する試験を受験することができます。その後は、さらに一定期間の勤務を経た後、本人のやる気と努力次第で上位の職に昇任することもできます。
※上記の昇任試験のほか、実務能力や経験年数等を勘案して昇任者を決定する「選考昇任制度」があります。
Q5.事務職員の昇任制度はどのようになっていますか。
警察事務職員は選考審査により上位の職に昇任することができます。
Q6.休日や休暇はどのようになっていますか。
休日は、通常勤務の場合は完全週休2日制となっています。休暇については年間20日間の年次休暇(繰り越した場合には最大40日)のほか、結婚や病気などの特別休暇(有給)があります。沖縄県警察では、さらに職員が気軽に休めるようにと、リフレッシュ休暇などの制度を設けています。
Q7.給与は、どの程度なのですか。
警察官の給与は、他の公務員より優遇されており、給与の月額は、下表の金額に超過勤務手当、夜間勤務手当、休日手当、住居手当、通勤手当、扶養手当等の諸手当を加算して支給されます。
なお、採用される前に職歴がある場合には一定の基準で加算されます。
採用後は年1回昇給し、賞与は年2回(3.95ヶ月)支給されます。
- | 大学卒 | 短大卒 | 高校卒等 |
---|---|---|---|
警察官A | 197,200円 | - | - |
警察官B | - | 175,400円 | 161,500円 |
警察事務 | 172,200円 | 152,800円 | 140,100円 |
※平成23年4月1日現在